当会(高良興生院・森田療法関連資料保存会)では、講演会の内容をCDやDVDに録音・録画し、関心のある方に貸し出しておりますが、このたび、一部ですがYouTubeで広く一般に公開することになりました。
【木曜講話とは】
かつて東京都新宿区にあった神経症の森田療法の治療施設、高良興生院(こうらこうせ いいん。1995年閉院)では、顧問の高良武久先生(精神科医、高良興生院創立者、東京慈恵会医科大学名誉教授) が、毎週木曜日に入院生を集め講話をしていました。これを「木曜講話」と呼んでいました。
入院生は、輪になり膝を突き合わせて、講話を一言も聞き漏らすまいと、懸命に耳を傾けました。このたび、「木曜講話」の一部を音声で公開することに致しました。
だいぶ昔に録音したものなので、雑音で聞き取りにくい箇所もありますが、ご容赦願います。なお、たくさんの「木曜講話」が『高良武久著作集』第七巻(白揚社発行)に掲載されておりますので、ご紹介しておきます。
【本講話の内容】
1988年4月28日収録
・迷信に支配されていると・・・
・外相整えば、内相自ずから熟す
外の形や行動から変えていくことによって、内なる心の状態もそれに伴い良くなっていく。
【本講話の内容】
1988年5月12日収録
高良先生が、森田療法の大事な教えを説く。また、先生自身の体験を踏まえたお話で、入院生を励ます。
・心は万境に随って転ずる
・転石苔を生ぜず
・不安常住
・事実唯真
【本講話の内容】
1988年5月19日収録
高良先生は、入院生の困りごとを聞いて、それに対して丁寧に噛み砕いて答えていく。 どんな気がかりも不安も自分の心の作用であり、異物ではないので排除しようとせず、 それを受け入れながら、本来の目的本意に行動し先に進んでいく。
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